令和6年度AWAナースサポートセンター事業 活動報告

令和6年度AWAナースサポートセンター事業 活動報告

令和6年度 AWAナース活動報告 ①

AWAナース・プラチナ保健師として今後できることは何かを考え、いつ起こるか分からない災害に目を向けてみることとしました。
そこで6年度は「災害に備えて」を活動のテーマとしました。

まず、研修会では、能登半島地震に救護班として支援参加した県防災センターの方に講師をお願いし、「地震の基礎知識・能登の現状」を学びました。
そして、今後起こる可能性の高い地震災害に備えるための心構えを新たにしました。

次に、災害時にAWAナース・プラチナ保健師として市町村や施設と繋がるためには日頃から多くの皆さんにAWAナース・プラチナ保健師のような潜在的に活躍できる看護師がいることを知ってもらうことが大切と考えました。
そこで、施設等で行われる様々なイベントや市町村主催の研修会及び防災訓練に参加することとしました。

9月には国府リハビリテーションフェニックスでのイベント(敬老会)にAWAナース6名・プラチナ保健師2名が参加しました。
施設の方には、身近なところにたくさんの潜在的な看護師がいることを知って頂くことができました。参加者の皆さんは、熱心に施設を見学し、避難経路や入所者の皆さんの移動方法など施設内で災害に備えてどのような準備をされているかを知ることが出来ました。

10月・11月には、市町村開催の研修会や災害訓練等に参加しました。北島町の研修会にはAWAナース15名・プラチナ保健師4名の参加があり、市町村と繋がることの大切さを学ぶことができました。
松茂町の災害訓練にも参加し、現場での看護師の役割を知ることができました。また市町村の方にもAWAナース・プラチナ保健師について広報することができました。

12月と3月には、とくしま医療センター西病院に施設見学に行き、延べ21名のAWAナース・プラチナ保健師がイベントに参加し、存在を知って頂くことができました。
また、引き続きボランティアとして活動することが出来るように7名がボランティア登録を行いました。今後も施設と繋がっていくことで急な災害時などで身近にいるAWAナースやプラチナ保健師が早くから支援に入ることができるような活動していきたいと考えています。

6年度は、試験的に6回の施設訪問や市町村主催のイベントに参加することを試みてみました。
7年度も引き続き参加者を募り、施設を訪問する機会を儲け施設や市町村との繋がりを深め、突然に起こった災害時には、迅速に行動できるように準備していきたいと考えています。

  • AWAナース活動報告① 写真01
  • AWAナース活動報告① 写真02
  • AWAナース活動報告① 写真03

令和6年度 AWAナース活動報告 ②

特別養護老人ホーム「穂波園」でのAWAナースの活動報告をします。

感染管理認定看護師としてフリーで活動しているAWAナース登録の看護師平岡広美さんが1年半穂波園に支援をしました。

    <活動内容>

  • 感染対策と施設管理で月1~2回午後から数時間業務を見る
  • 年間数回の研修会の講師を行う(職員対象)
  • 施設内をラウンドし主に感染予防のチェックを行う
  • 施設内での課題に対する支援を行う

穂波園では、新型コロナウイルス感染症でクラスターの発症や保健所からの立ち入り調査などもあり、感染対策を徹底する必要性を痛感しているとのことで、看護協会に相談がありました。
そこでAWAナースに登録のある感染管理認定看護師が施設を訪問し、課題解決への支援をすることになりました。コロナ感染症に限定した対応に留まらず、施設の管理的なことや環境整備についてもゆっくりと整えていくことを目標に取り組みを進めていきました。

定期的に施設内ラウンドを実施し、看護師として課題と思われることを細かくチェックして一つひとつ見直しをしていくことになりました。
徐々に職員に感染への意識に変化がみられ、一年後には施設を訪問したころと比べると大きな変化がありました。浴室は常に乾燥状態を保ち荷物が片付けられており清潔感が感じられるようになりました。
また、補修が必要な所には手が入れられ補修され使いやすく整備されました。洗面台も必要な物品に限定することですっきりと片付けられるようになりました。
いろいろな場所で職員の心配りが見えるようになり美しくなったと感じることができます。どこの部屋や倉庫に入っても整理整頓ができているようになってきました。

職員の方にAWAナースを受け入れることでどのように意識が変わったか尋ねてみると「普段の業務でどうしてこのようにしなければいけないかと注意点や理由を教えてくれたことで見直すことへの取り組むことができた。」「職員同士で綺麗にしようと声掛けができるようになり、気配りができるようになった。」「マニュアルがあることで指示がしやすくなり、ゾーニングの基本を学ぶことができ、職員間で協力してできるようになった。」「環境整備ができるとみんなにもっと多くの人に見てほしくなった。」などの意見を聞くことができました。

また、研修会も定期的に開催され、施設の管理や環境整備・感染対策について全職員が同じテーマで学ぶことにより目指す方向性が一緒になっているように感じているとのお話を聞くこともできました。

今後も、職員全員で一丸となり感染管理・環境整備に取り組むことで入所者やご家族からも安心していただける施設を目指してほしいと思います。

  • AWAナース活動報告② 写真01
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